有線ジャックの壁を越えるBluetoothアダプター
ワイヤレスイヤホンの普及率は年々上がっている。通勤でもオフィスでもAirPodsやソニーのWH-1000XMシリーズが当たり前になった今、唯一の「有線の聖域」として残っているのが航空機の座席エンタメシステムだ。3.5mmジャックしか備えていない機体がいまだに大半を占め、搭乗するたびに使い捨て同然のイヤホンを渡されるあの体験は、多くの出張族にとって小さなストレスだろう。
Twelve SouthのAirFly Pro 2は、その壁をシンプルに取り除く。座席の有線ジャックにこのアダプターを挿し、手持ちのBluetoothイヤホンとペアリングするだけで、機内映画もポッドキャストも自分のイヤホンで楽しめるようになる。通常価格は約60ドル(約9,000円)で、現在アマゾンとTwelve South公式サイトで約50ドル(約7,500円)に値下がりしている。
AirFly Pro 2が前モデルから変わった点
AirFly Pro 2は、廉価モデルのAirFly SEにはなかった本体側の音量調節ボタンを搭載した。機内エンタメの音量操作はシステムによってまちまちで、手元で即座に調整できるのは地味ながら重要な改善だ。
プロセッサも刷新されており、ペアリング速度の向上とバックグラウンドノイズの低減が図られたという。バッテリー駆動時間は最大25時間。東京からニューヨークへの直行便が約13時間、ロンドン経由でも合計20時間程度であることを考えれば、往復でも充電なしで持ちこたえる計算になる。
さらに2台同時接続に対応しているため、隣の席の同僚やパートナーと同じ映画を観ることもできる。ビジネスクラスで並んで仕事をしながら、休憩時間に一緒に映画を楽しむといった使い方も可能だ。
飛行機を降りてからも使える汎用性
AirFly Pro 2の用途は機内に限らない。標準的な3.5mmオーディオジャックであればどこでも機能するため、Nintendo Switchでワイヤレスイヤホンを使いたい場面や、Bluetooth非対応の古い車載オーディオ、ジムのトレッドミルなど、日常のさまざまなシーンで活躍する。
出張先のホテルのテレビに3.5mm端子があれば、夜のリラックスタイムも自分のノイキャンイヤホンで快適に過ごせる。約50ドルという価格帯と手のひらサイズの携帯性を考えると、旅行用ポーチに常備しておいて損はないアイテムかもしれない。

