チェロで「石けり遊び」を弾く
NPR Fresh Airのレビューで、音楽評論家マーティン・ジョンソンはトメカ・リードの音楽を「spry(はつらつとした)」と形容した。ジャズの前衛シーンで、この言葉が使われることはまずない。
新作『Dance! Skip! Hop!』のタイトル曲には、晴れた午後の石けり遊びを連想させるカスケード・フレーズが散りばめられている。チェロがウォーキング・ベースの動きを誇張し、加速させる独特の「バウンス」は、リードのトレードマークだ。
カルテットの編曲における民主性も際立つ。リードのチェロ、メアリー・ハルヴォーソン(2019年マッカーサー賞)のギター、トーマス・フジワラのドラム、ジェイソン・ローブキのベース——4人は誰も突出せず、等しく全体の音響を形作る。ジョンソンによれば、ある瞬間には弦楽トリオのように聴こえ、別の瞬間には室内楽の厳粛さを帯びるという。
11年の即興が育てた信頼
リードがこのカルテットで最初の録音を行ったのは11年前のことだ。長年の共演が、バンドに類まれな表現の幅をもたらした。
ワシントンD.C.近郊で育ったリードのキャリアが転機を迎えたのは、2000年代にシカゴへ移ってからだった。クラシックとジャズの両方のシーンに身を浸し、即興演奏者としての声を見つけた。ベーシスト、オスカー・ペティフォードの1960年の作品「My Little Cello」や、チェリストのディードレ・マレーから触発を受けたという。
2022年のマッカーサー・フェローシップ(通称「天才賞」)受賞は、リードの仕事が最高水準で認められた証だろう。今年1月にリリースされたピアニスト、クレイグ・テイボーンのアルバム『Dream Archives』にも参加しており、テイボーンのリズミカルなキーボードに独特のアクセントを加えている。カルテットとソロ、サイドウーマンとしての活動を並行させる姿勢が、リードの音楽的な懐の深さを物語る。
ジャズにおけるチェロの新しい居場所
チェロはかつてジャズでは「珍しい楽器」だった。しかし現在、その風景は変わりつつある。リードはアクア・ディクソン、マリカ・ヒューズ、フレッド・ロンバーグ=ホルムといったチェリストたちとともに、ジャンルの音響的可能性を押し広げてきた。
前衛ジャズには「難解で近寄りがたい」というイメージがつきまとう。だがリードの音楽には、実験精神と身体的な楽しさが自然に同居している。石けり遊びのカスケード・フレーズと、11年かけて磨かれた4人の民主的なアンサンブルが、「前衛」という言葉の手触りを少しずつ変えているのかもしれない。

