2026/05/25
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中国ロボット企業が搭乗型メカを65万ドルで市販、二足・四足に変形

中国ロボット企業が搭乗型メカを65万ドルで市販、二足・四足に変形

「世界初の量産型有人メカ」の中身

ユニツリー(Unitree)は、ヒューマノイドロボット「G1」のバク転やテニスのバイラル動画で名を知られる中国のロボット企業だ。そのユニツリーが新たに発表したGD01は、人間がコクピットに乗り込んで動かす巨大ロボットである。同社はこれを「世界初の量産型有人メカ」と位置づけ、価格は65万ドル(約1億円)からとなる。

コクピットにはレーシングカーのようなシートとロールケージが備わり、紹介動画ではワン・シンシンCEO自らがよじ登って搭乗する様子が映されている。搭乗者込みの重量は約500キロ。デモ映像ではコンクリートブロックの壁を腕で突き崩すパワーも披露された。

変形はするが、快適ではない

GD01の目玉は「変形」だ。二足歩行モードでは映画『エイリアン2』のパワーローダーを思わせる姿で直立し、四足歩行モードでは機械仕掛けの馬のように移動する。

ただし、この変形機構には課題がある。モード切替時にシートの向きが自動調整されないため、四足モードに移行すると搭乗者は空を見上げる格好になってしまう。降りて手動でシートを直すしかないようだ。また一部の映像では無人での動作も確認されており、操縦方法の全容はまだ公表されていない。

「民間車両」の使い道はこれから

巨大メカの市販と聞けば冗談を疑うのが自然だが、米テックメディアWiredがユニツリーに直接確認したところ、これは本気の製品だという。同社は購入者に「危険な改造を行わないこと」「安全な方法で使用すること」を求めており、具体的な用途については「民間車両」と記すのみだ。

SF映画の中だけの存在だった搭乗型巨大ロボットに、初めて具体的な価格と購入条件がついた意味は小さくない。コンクリートを砕く腕と、変形のたびに空を見上げてしまうシートが同居するGD01——この500キロの「民間車両」の使い道は、最初の購入者次第だろう。